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《YouTube》沁みる夕日 / 石原おこ / 遠藤洋次郎

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Audible、Writone、PodcastだけでなくYouTubeからもピックアップしてみます。
こちらは、にいがたショートストーリープロジェクト掲載作品の音声化。

 

 

にいがたショートストーリープロジェクトとは

舞台が新潟、新潟出身の主人公、新潟の名物や名産を盛り込むなど、“新潟のエッセンス”のある物語を募集。集まった作品から書籍化、音声化し、朗読イベントや、施設・学校などでの読み聞かせなどで、新潟の魅力をお届けしていくプロジェクト。

 

 


www.youtube.com

 

作品情報

沁みる夕日
著者:石原おこ
朗読:遠藤洋次郎
再生時間※7分48秒

 

 

あらすじ

別れましょう、と彼女からのメッセージ。

4年付き合って彼女と最後のお別れをする喫茶室。

 

 

レビュー

2000字程度での募集だったにいがたショートストーリープロジェクト。なので掌編なのだけど、すごく惹き込まれて、良かった。冒頭の『もうムリ。別れましょう』、その朗読が素晴らしいからこそ、一気に惹き込めたのだと思う。

ついでに言うと、YouTubeでは冒頭の一言の前にタイトルを「沁みる夕日」と読み上げる、実はそこからすでに物語の世界観に惹き込まれた。つまり洋次郎さんの朗読がもう完全に素晴らしすぎたわけなのです。僕がいつも聴いてる洋次郎さんのPodcast「ようじろうの、どうでもいい話♪」とは違ったトーン、うん、素晴らしい。というかラジオのノリで《沁みる夕日》を読まれても困る。そして言っておきたいのはラジオのようじろうさんも楽しくて聴きやすくて好き。

ただ、ようじろうさんの真面目な朗読では(真面目なって失礼だな笑)、この作品は代表作と言えるくらい素晴らしい出来だと思う。何度も聴けちゃう作品。何度と聴いて切なくなってしまう作品。

 

物語としては、別れようと届く→会うことにする→会う→そして帰る、ぐらいのシンプルなもの、何か特別な事が起きるわけでもない書き方は僕も同物書きとして、すごく好きだったりする。ただ、僕の場合は何も起きないなりに気持ちの大きな動きだったりを描くのに対して、この作品は最後まで“何も起きなかった”ことに驚いた。そして結局何も起きなかったのに、なぜだかすごく世界観に惹き込まれることに驚いた。物語としても素晴らしいのだと思う。

 

にいがたショートストーリープロジェクト、僕も3作応募し掲載してもらっているので、これからプロジェクトとしてどんなふうに育っていくのか、すごく楽しみです。

 

おまけ

新潟のボイスブックを楽しんで、そしたら今度は新潟の…米を楽しむのはどうだろう。…え?別れ話の物語のあとで胸が苦しくて食が進まない?それなら仕方ない、僕が食べましょう。

 

 

 

 

 

 



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