Writoneより、自作品をレビュー。
作品情報
トンネル山を登って
ボイスブック:ちいさなキミのおはなし
ライター:モグ
アクター:こなつ
再生時間:3分30秒
作品紹介
はじめましてのボイスアクター・こなつさんが新たに音声化してくれたので早速紹介を。
童話《トンネル山を登って》を朗読くれましたが、これまた“自分の個性”を色濃く持ち、一度聴いただけでリスナーに強く印象付ける力を持っています。
こなつさんの朗読、まず最初に感じるのは「読むのが速いな」ということ。朗読で速すぎるのはマイナスポイントになるんですよ、普通は。でも、こなつさんの場合にはマイナスにならない。どうしてだろうと惹き込まれて聴き込んでみると、なるほどなるほど。タタタタタ、タタタタ、タタタタタタタと言葉自体がリズミカルなだけでなう、句読点やもう少し細かい箇所でしっかり休符を作っているんですね。それがより作品のリズム感の良さに繋がっているわけです。さらには、要所要所ではあまり早くないのです。ママの言葉とかそのいう箇所では。つまり、速いのは語り手である主人公の男の子の時だけなんですね。 声の速さでもさりげなく少年感を表していると気付いた時には…鳥肌もの(笑)すごい。そいてさりげなく声の使い方に表現技法満載のことにも感動。ホントすごい。
また素敵なボイスアクターに出会えました。皆さんもぜひ、こなつさんの朗読をお聴きください。
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