この記事について
ご覧いただきありがとうございます。こちらはAudible(オーディブル)でのオーディオブック版《ペッパーズ・ゴースト》のレビュー記事となります。書籍版のレビューではありませんが、書籍版に興味を持って検索からこちらをご覧になられた方もぜひ参考にしていただけたら嬉しいです。どうぞぜひ素敵なオーディオブックライフ&ブックライフを。
作品情報
ペッパーズ・ゴースト
著者：伊坂 幸太郎
ナレーター：岡井カツノリ 三木美
再生時間：12時間22分
配信日：2021/10/01
制作：Audible Studios
カテゴリー：文学・フィクション
あらすじ・解説
公式より引用
少しだけ不思議な力を持つ、中学校の国語教師・檀(だん)と、女子生徒の書いている風変わりな小説原稿。生徒の些細な校則違反をきっかけに、檀先生は思わぬ出来事に巻き込まれていく。
伊坂作品の魅力が惜しげもなくすべて詰めこまれた、作家生活20年超の集大成!
作品紹介
前回聴了した伊坂作品は《逆ソクラテス》で、伊坂幸太郎とナレーター松本健太のコンビが良すぎた為に正直言うと今回は物語の出だしで感情移入するのに時間がかかりました。しかしそこは伊坂さん、やっぱり聴いてるうちにしっかりと惹きこまれました。壇先生の物語と女子生徒の小説原稿、その2つの物語が入れ替わり語られるのですが、それぞれの物語の意味合いが変わる頃には「え、これはどうなるんだ…」ともう気になって気になって。
今回の作品、主人公の壇先生が持つ不思議な力《先行上映》が“飛沫感染で相手の翌日のハイライトが見える”というもので、このコロナ禍からさえ面白い発想をしていて「伊坂さんはやっぱりすごいな」と思うばかりです。
ところで登場人物にアメショーとロシアンブルという2人組が出てくるのですが…この2人の声がボイスブックコンテンツWritoneにて活躍する佐野義徳さんとはったいこさんにソックリで声を聴くたびに2人の他の作品まで頭に浮かんできちゃいました。
アメショーに似てるはったいこさん
ロシアンブルに似てる佐野義徳さん
ぜひ《ペッパーズ・ゴースト》をお聴きの際には、はったいこさん、佐野義徳さんと、似てるかどうか聴き比べてください。笑
そして物語の最後、伏線の回収はやはり伊坂幸太郎、天才。最高です。
《ペッパーズ・ゴースト》オススメです。どうぞぜひぜひ。
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