この記事について
ご覧いただきありがとうございます。こちらはAudible(オーディブル)でのオーディオブック版《正欲》のレビュー記事となります。書籍版のレビューではありませんが、書籍版に興味を持って検索からこちらをご覧になられた方もぜひ参考にしていただけたら嬉しいです。どうぞぜひ素敵なオーディオブックライフ&ブックライフを。
作品情報
正欲
著者:朝井リョウ
ナレーター:岡井カツノリ 高口幸子 三木美
宮本淳 吉野貴大 小島史裕
再生時間:13時間35分
配信日: 2022/12/02
制作: Audible Studios
カテゴリー: 文学・フィクション
原作:第34回柴田錬三郎賞 受賞
第19回本屋大賞 ノミネート
Audible聴き放題対象作品
あらすじ・解説
公式より引用__
あってはならない感情なんて、この世にない。それはつまり、いてはいけない人間なんて、この世にいないということだ。息子が不登校になった検事・啓喜。初めての恋に気づいた女子大生・八重子。ひとつの秘密を抱える契約社員・夏月。ある人物の事故死をきっかけに、それぞれの人生が重なり合う。しかしその繋がりは、"多様性を尊重する時代"にとって、ひどく不都合なものだった――。「自分が想像できる"多様性"だけ礼賛して、秩序整えた気になって、
そりゃ気持ちいいよな」これは共感を呼ぶ傑作か?目を背けたくなる問題作か?
作品紹介
これは想像以上に考えさせられました。少数派に対して“こんな感じなのだろう”、そんなふうに受け入れているつもりになったいる人ほど結局深い部分が見えてなくて結果、こうやって改めて考えさせられてしまうのではないでしょうか。
著者・朝井リョウさんの作品を聴く(&読む)のが初めてだったのですが、食わず嫌いに近かったのかな?こうして作品に触れ合ってみて、これまで手を出してこなかったことが勿体無く感じています。いやぁ素晴らしい作品でした。
ナレーターは6名によるリレー形式。どのナレーターも朗読がとても上手い。綺麗な発音での朗読、なのでしっかり世界観に浸らせてくれます。ひとつ気になったのは、リレー形式なので途中でナレーターが変わった時、登場人物、特に佐々木佳道という登場人物の喋り方がナレーターによって雰囲気変わってしまうことが少し気になったかな。朗読の上手いナレーターを揃え、どの朗読表現も素敵だからこそ、どうしても気になったしまう部分でした。それ以外は文章も朗読も大変素晴らしい。
僕と同様、朝井作品にそしてこの作品に食わず嫌いな反応をしちゃう人も多いのではないでしょうか。でもでもこれは。触れ合って損のない作品です。少しでも興味を抱いたならばぜひぜひこの作品に触れ合ってみてくださいませ。
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