この記事について
ご覧いただきありがとうございます。こちらはAudible(オーディブル)でのオーディオブック版《死刑にいたる病》のレビュー記事となります。書籍版のレビューではありませんが、書籍版に興味を持って検索からこちらをご覧になられた方もぜひ参考にしていただけたら嬉しいです。どうぞぜひ素敵なオーディオブックライフ&ブックライフを。
作品情報
死刑にいたる病 (ハヤカワ文庫JA)
著者:櫛木理宇
ナレーター:平田楓人
再生時間:11時間50分
配信日:2022/08/12
制作:Audible Studios/早川書房
カテゴリー:ミステリー・スリラー・サスペンス
Audible聴き放題対象作品
あらすじ・解説
公式より引用__
鬱屈した日々を送る大学生・筧井雅也の元に、稀代の殺人鬼・榛村大和から手紙が届く。「罪は認めるが、最後の一件は冤罪だ。それを証明してくれないか?」人気パン屋の元店主にして、自分のよき理解者であった大和に頼まれ、雅也は事件の再調査をはじめたが…。
作品紹介
映画化もされた話題作。残忍な描写も有り、万人受けはしないと思われるストーリー。僕は残忍な描写が苦手ですが、それでもこの作品は最後まで世界観をドキドキしながら追う事ができました。苦手な人さえグッと物語の行き着く先に興味を持たせる、素晴らしい小説だと思います。
ただ、そんなストーリーにどうしても没入しきれなかったのは朗読のせいでしょう。僕には今回の朗読が合わなかった。今作品はストーリーもナレーションも、合う合わないがハッキリとしてしまうオーディオブックだと思います。
いや、ナレーターの平田さん、とても良い声で魅力的なんですよ。しかし残念ながら、聴かせるための朗読ではないと思ってしまいました。オーディオブックマニアなのに誤読やイントネーションにはユルい僕ですが、それでも今回のイントネーションは何度も強く気にしてしまいました。更に一番の問題は文章の切り方ですね。もう少し時間かけて基礎的な部分を念入りに行なってほしかったなというのが正直な思いです。例えば「映画化もされた問題作」という言葉だったら「映画化も/された/問題作」と区切ってしまっているのです。最初から最後まで、不自然に切ってしまうのが基本的な状態では、リスナーは聴いていてとても不快になってしまいます。とはいえ良い声で素晴らしいナレーターに化ける可能性を秘めていると思うので…どうかぜひ、小説の読み込みをしっかりとして他の作品も沢山聴いてそのどう朗読するかの作り込みをたっぷりとして、リベンジとして再録してほしいですね。今後に期待です。
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