この記事について
ご覧いただきありがとうございます。こちらはAudible(オーディブル)でのオーディオブック版《ソロモンの偽証 第I部 事件 上》のレビュー記事となります。書籍版のレビューではありませんが、書籍版に興味を持って検索からこちらをご覧になられた方もぜひ参考にしていただけたら嬉しいです。どうぞぜひ素敵なオーディオブックライフ&ブックライフを。
作品情報
ソロモンの偽証 第I部 事件 上
著者:宮部みゆき
ナレーター:羽飼まり
シリーズ:ソロモンの偽証
再生時間:14時間3分
配信日:2019/08/30
言語:日本語
制作:Audible Studios
カテゴリー:文学・フィクション
あらすじ・解説
公式より引用
クリスマス未明、一人の中学生が転落死した。柏木卓也、14歳。彼はなぜ死んだのか。殺人か、自殺か。謎の死への疑念が広がる中、“同級生の犯行"を告発する手紙が関係者に届く。さらに、過剰報道によって学校、保護者の混乱は極まり、犯人捜しが公然と始まった――。ひとつの死をきっかけに膨れ上がる人々の悪意。それに抗し、真実を求める生徒たちを描いた、現代ミステリーの最高峰。
作品紹介
《ソロモンの偽証》、こちらの作品は<第I部 事件 上>です。この作品の後<第I部 事件 下>へ。それから<第Ⅱ部 決意 上><第Ⅱ部 決意 下>、<第Ⅲ部 法廷 上><第Ⅲ部 法廷 下>となるシリーズです。つまり長い。6篇全てが12時間オーバーと、本当に長い。全部聴くぞと気負わずにまずは<第I部 事件 上>だけ聴いてみよう、ぐらいの気持ちで聴き始めるのが良いのではないでしょうか。
それでですね、シリーズ物ですからもちろん続いていく雰囲気で物語〆るのものだと理解してますが…最近聴いたシリーズ物たちはどれも心地良く作品を〆て次に送り出してくれていましたので、この作品で唐突に「下巻に続く」との言葉で〆られてしまう「こんなところで終わる…!!!」となってしまいます(笑)管理人的には《インフェルノ 上》以来の「こんなところで終わる…!!!」でしたね。
Audibleでのカスタマーレビューでは辛口なものが多いですが、宮部さんの文章がそもそも朗読向きではない、というスタートラインから深い世界観にゆっくりと連れて行ってくれるのはさすがだと思います。とはいえ人間の内面、醜い感情を長々と声にされるとツラい人の方が多いだろうなとは思います。
カスタマーレビューではナレーターの羽飼まりさんの朗読に対しても辛口な意見が多く、どれも言いたいことはよくわかりますがそれでも、登場人物が多い事や、内面の感情と口にするセリフのとで表現を変える必要がある事など、朗読向きでない文章の体である事という条件下において素晴らしいパフォーマンスをしてくれていると思います。とはいえ人間の内面、醜い感情を長々と声にされるとツラい人の方が多いだろうなとは思います(再)
オーディオブック初心者向けではありませんが、いろいろなオーディオブックに慣れた頃に聴いてみたり、そもそも宮部みゆきさんの世界観がお好きな人に勧めたい作品でした。
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