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《Audible》墨のゆらめき / 三浦しをん / 櫻井孝宏

 

 

この記事について

ご覧いただきありがとうございます。こちらはAudible(オーディブル)限定の書き下ろし作品《墨のゆらめき》レビュー記事です。

 


 

 



作品情報

墨のゆらめき
著者:三浦しをん
ナレーター:櫻井孝宏
再生時間:6時間43分
配信日:2022/11/17
制作: Audible Studios
カテゴリー: 文学・フィクション
カバーアートデザイン:石井勇一(OTUA)
オーディオファースト作品
Audible聴き放題対象作品

 

 

あらすじ・解説

公式より引用__

直木賞作家・三浦しをんによるAmazon オーディブル書き下ろし小説。
小さなホテルに勤める続力(つづき・ちから)は、顧客の「お別れの会」の案内状の宛名書きを依頼するため、町で書道教室を営む遠田薫(とおだ・かおる)のもとを訪れる。遠田はなにやら過去のありそうな男だが、さまざまな筆跡を自在に書きこなす腕前の持ち主だった。続が文面を考え、遠田がそれを書き記す形で、二人は協力して手紙の代筆業をはじめることになるのだが――。

<オーディオファースト作品を執筆するにあたり>(三浦しをん)
朗読にふさわしい題材はなにかなと考えて、「文字」を選びました。「文字」は、(点字などを除いて)基本的には目で見て認識するものです。視覚情報である「文字」についてのストーリーを、音声のみで表現してもらったら、おもしろいんじゃないかなと思いました。目論見がうまくいったかどうかはわかりませんが、個人的には、音声を通して情景が浮かんできたり、思わずくすっと笑ってしまったりと、自分が書いた文章だということを忘れて聞き入りました。みなさまにもお楽しみいただけましたら幸いです。

 

 

作品紹介

三浦しをんさん初めてのオーディオブック作品。僕はこれまで三浦しをんさんの作品というと《舟を編む》と《光》のみなのですが…《光》のインパクトが強すぎたため、今回はかなり身構えて聴き始めてしまいました。

身構えた僕に待っていたのは混乱と動揺。「ラ、ラノベ…!?」主人公の語りのノリがラノベのソレなのです(笑)耳で楽しむ小説ということで小説の世界観の届け方を考えたうえでの今回のスタイルなのでしょう、とても楽しく世界感にのめり込ませてもらえました。心地よく聴けて、その上で終盤には登場人物の深いところも描きリスナーに受け止めさせる、素晴らしいとしかいえない作品だと思います。

そしてナレーターは櫻井孝宏さん。三浦しをんさんと櫻井孝宏さん、大変豪華な組み合わせ。これはすごい。ラノベ感があると書きましたが、そう感じるのは櫻井孝宏さんの朗読による部分も大きいでよう、淡々と語りを続けるのに感情の強弱が心地よいリズムで伝わってきます。素晴らしい。ひとつ言うならば、仕事の“シフト”、その“シフト”が一般的に使われているはイントネーションではなく正しいイントネーションで語られていることが妙に気になったり。シフト、じゃないんだよなぁ、シフト、なんだよなぁ笑 皆さんもそう思いません?笑

とても素晴らしく、とても気に入った作品だったため、わざわざ“シフト”のイントネーションについてふれましたが。総合的にみて、またひとつAudibleを代表する作品のひとつが生まれたと言っていいでしょう。

Audibleリスナーはぜひ、お聴きになってください。Audible初心者はこの作品を初めてのオーディオブックにしてみてもいいかもしれません。オススメです。

 

 

 

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